ビデオカード編

★は10段階★★★★★★★★★★で表記しています。

ATI XPERT@PLAY PCI 4MB ATI 3D RAGE PRO
  ATI Mach64 の流れを汲む、一連のシリーズ。 TV出力可能。 ATIはMatroxと同様、
 ビデオチップメーカーがビデオカードを販売しているというメーカーである。
 最近のチップらしく、DirectDrawの速度が速く、もちろんDirect3Dにも対応している。
 価格は普通だが、全体的に割と高性能である。 画質もどちらかと言えば良い方だ。
 少し前にATIからTurboDriverなるものが公開され、その能力をより一層発揮できるように
 なった。 どのような場面でも高速な動作が期待でき、動画再生も得意で、
 DVD再生支援機能も持つ。 突出した部分はないが、バランスは非常に良い。
 実は専用のAPIを持っているのだが、対応アプリケーションがほとんど無いので、
 その存在を知る人は非常に少ない。
 Windows98のマルチモニタ機能には対応済み。
 RAMDACは内蔵で、PCI版の他に、AGPx2モードに対応したAGP版もある。
 PCI/AGP、4/8MBのモデルがある。
 VESA2.0は320*240、640*480共に問題なく使用可能。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★★★★★
価格 ★★★★
画質 ★★★★★★
2D ★★★★★★
3D ★★★★★★



A-Trend HELIOS 3D PCI 4MB 3Dfx Voodoo Graphics
  価格の安いVoodoo搭載の3Dカード。 搭載チップはVoodooであるので、その表現力や
 パワーに関しては他社の物とほぼ同じであるが、この製品は若干画質が劣る。
 また、安物であるためかオーバークロック耐性が著しく弱い。 中には強い物もあるようだが
 全体で見ると弱い物が非常に多いようだ。 この辺りは、値段が安い分、仕方がない点かも
 知れない。 私が試した物は、デフォルトクロックである50ですら動かず、47まで落とさないと
 安定動作しなかった。 不良でないかと思われるかも知れないが、VoodooGraphicsチップは
 47で動けば正常品として判定されるらしいので、中にはこういう困った製品もあるようだ。
 クロックを落とす分、若干パフォーマンスは落ちる。
 その他は他社のVoodoo搭載カードと同様である。 ただ、パッケージに描いてある
 センスの悪いネズミのような絵に、あまり良いイメージを持てない。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★★★
価格 ★★★★
画質 ★★★★
2D
3D ★★★★★★



ARISTO ART-250Turbo PCI 2MB Macronix MX86250 Turbo3
  かなりマイナーなビデオチップ Turbo3 を搭載。 値段が非常に安く、
 4,000円以下で買える数少ないビデオメモリ2MB搭載カードである。
 安物カードの宿命で、画質はかなり悪いが、2D描画速度はまずまず。
 3D機能は無し。 135MHzRAMDAC内蔵だが、何故かリフレッシュレートを水平100Hzに
 設定でき、実際に出力もできる。 マイクロソフト配布のDirectXには、チップ汎用の
 ドライバが入っていないというマイナーさである。 メーカー配布のドライバはDirectX3対応
 なので、DirectX5必須のものでは動作しない可能性が高い。
 よって、このカードは用途がかなり限られてくる。 値段は安いが、かなり割り切った
 使い方が必要になるだろう。
 PCI 2MBのみ。 VESA2.0の対応は不明。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★★★
価格 ★★★★★★★★
画質 ★★
2D ★★
3D



Canopus PWR128A/GTV AGP 4MB nVIDIA RIVA128
  あのEDGE3Dに搭載されていた nVIDIA nv-1 の流れのビデオチップ RIVA128 (nv-3)
 を搭載。 AGP対応だが、AGPx2モードには対応しておらず、x1モードのみ。
 それでも、登場当時は3Dに関しては他を寄せ付けず、描画速度は高速で表示機能も多い、
 と無敵の強さを誇っていた。 基本的に3Dチップだが、2Dもかなり高速だ。
 難点はビデオメモリが4MBまでに制限されている点と、画質が芳しくない点。
 本製品はCanopus製であるためか、特に画質が悪いとは思わないが、ノーブランド品だと
 かなり粗悪な物が多いという話である。
 この製品はRIVA128搭載の高速ビデオカードであることに加え、ビデオキャプチャ機能と
 TV出力機能が標準で搭載されている。 やはり唯一残念なのがビデオメモリが4MBしか
 ない点だ。 それ以外は何の問題もない。 なお、ASUSTeK製マザーボードと一部で
 相性問題があるらしいが、うちでは何の問題もなかった。
 既に2世代前の製品だが、現在でも十分に高速。
 Windows98のマルチモニタ機能には対応済み。
 RAMDACは内蔵で、PCI/AGP、4MB、ビデオキャプチャ+TV出力機能有り/無しの
 モデルがある。
 VESA2.0は320*240、640*480共に問題なく使用可能。
<1999/02新規>

おすすめ度 ★★★★★★
価格 ★★
画質 ★★★★
2D ★★★★★★
3D ★★★★★★



Canopus SPECTRA2500 AGP 16MB nVIDIA RIVA TNT
 ビデオチップにRIVA128の改良版RIVA TNTを、ビデオメモリにSDRAM 16MBを搭載。
 Voodoo2カードとの接続順序を変更できるWitchDoctor機能を持っている。
 このカードの特徴は、今更語るまでもなく画質が悪いの一言に尽きる。
 色々ともめて、結局カノープスが画質イメージ変更サービスまたはSPECTRA3200への
 有償交換を行うことになった。 発売前の広告などによる説明不足により、多くの人が
 SPECTRA2500は画質が良いものと思って購入したために事が大きくなった。
 現在販売されている物は、既に画質変更対策がなされている。
 画質が悪いというのは、1024*768超の高解像度で、しかもリフレッシュレートを85Hz以上に
 設定したときの話で、1024*768 75Hz等で使っていると普通に映る。
 画質の問題以外は、2D/3D共にかなり高速で良い。
 Windows98のマルチモニタ機能には対応済み。
 RAMDACは内蔵。 AGP 16MB のモデルのみ。
 VESA2.0は320*240、640*480共に問題なく使用可能。
<1999/02新規>

おすすめ度 ★★★★
価格 ★★
画質 ★★
2D ★★★★★★★★
3D ★★★★★★★★



Canopus SPECTRA3200 AGP 16MB nVIDIA RIVA TNT
  SPECTRA2500同様、ビデオチップにRIVA128の改良版RIVA TNTを搭載し、
 ビデオメモリにはLowLatencySGRAM 16MBを搭載。 SDRAMより少し速いらしい。
 SPECTRA2500とは違い、画質は普通だが、やはり高解像度で高リフレッシュレートに
 設定すると滲みが出てくる。 特にリフレッシュレートによる影響が大きいようで、
 高解像度でもリフレッシュレートを下げると滲みのない綺麗な映像になる。
 これは、どうもRIVA TNTの持つ特性のようだ。
 それ以外は特に問題はなく、SPECTRA2500同様、2Dも3Dも非常に高速。
 今現在では最高速ビデオカードの一つだろう。
 敢えて欠点を言えば、Glideに対応していない点か。
 Windows98のマルチモニタ機能には対応済み。
 RAMDACは内蔵で、PCI/AGP、16MB のモデルがある。
 VESA2.0は320*240、640*480共に問題なく使用可能。
<1999/02新規>

おすすめ度 ★★★★
価格 ★★
画質 ★★★★
2D ★★★★★★★★
3D ★★★★★★★★



CREATIVE 3DBlaster Voodoo2 PCI 8MB 3Dfx Voodoo2 Graphics
  3D専用チップVoodooの第2世代、Voodoo2を搭載。 他社に先んじて、市場に最も早く
 登場したVoodoo2カードである。 Voodoo2カードの中ではごく普通の性能だが、
 特に変わった癖もない。 その処理能力は、初代Voodooに比べて格段の差があり、
 Pentium2以上のCPUでないとカード本来のパワーをフルに発揮できないほどである。
 Voodooカードから差し替えるだけでも十分に効果があり、Direct3Dでもその高速性が
 はっきりと感じられる。
 2D+3D兼用カードに比べると、やはりどうしてもコスト的には不利であるが、その能力は
 他の追従を全く許さない、圧倒的なパワーを誇る故に、ユーザーの受けはかなり良い。
 また、2枚のVoodoo2カードを挿してパフォーマンスが倍になるというSLIモードがあるのも
 Voodoo2カードの大きな特徴である。
 しかし現在では、その速度的な優位性は揺るぎ、Glide対応ゲームが動作可能という点
 だけが唯一の利点となりつつある。 Direct3Dではもはや最高速ではない。
 登場初期はパッチがないと動かないゲームが多く、またパッチもなかなか公開されないと
 いうこともあったが、最近ではもはやスタンダード3Dカードの一つと言っても過言ではなく、
 ゲームメーカーは最初から対応を謳うようになった。
 PCI 8/12MBのモデルがある。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★★★★★
価格 ★★
画質 ★★★★★★
2D
3D ★★★★★★★★



CREATIVE 3DBlaster Banshee AGP 16MB 3Dfx Voodoo Banshee
  Voodoo2をベースにした、2D+3D統合のビデオチップVoodoo Bansheeを搭載。
 Voodoo2に引き続き、Creative製品が他社に先んじて市場に出回った。
 形状はAGPだが、その実体はAGP特有の機能をサポートしておらず、PCI版と何ら
 変わるところはなかった。 速度も同一である。
 画質は良く、2D/3D共に高速で、もちろんGlideにも対応している。
 しかし、Voodoo2と完全互換ではないため、一部のゲームではパッチが必要になる。
 3D性能に関しては、Voodoo2とほぼ互角で、BansheeビデオカードにVoodoo2カードを
 追加する意味は全く無い。
 発売当初から価格が安めだったが、各社から格安Banshee、格安TNTが大量に
 出回ったために、本製品もかなり値下がりしている。 初期の物にはマウスカーソル関係で
 バグがあったが、現在では治っており特に不具合はない。
 一枚でビデオカード+Glideを兼用できる点、そして価格が安いのが売り。
 RAMDACは内蔵。 AGP/PCI 16MBのモデルがある。
 VESA2.0は640*480のみ対応で、320*240は使用不可。
<1999/02新規>

おすすめ度 ★★★★
価格 ★★★★★★
画質 ★★★★★★
2D ★★★★★★★★
3D ★★★★★★★★



DIAMOND MultiMedia Monster3D PCI 4MB 3Dfx Voodoo Graphics
  3D専用カードというジャンルを切り開いた製品。 2D+3Dカードよりもコスト的には
 明らかに不利であるが、専用というだけあってかなりのパワーを持っている。
 Direct3Dと専用APIであるGlideに対応。 特にGlide対応アプリでは、他では真似の出来ない
 表現力を見せる。 既に後継モデルが登場しているが、現在でもその3D表示能力は高く、
 一部の極端に重いゲームを除けば十分高速である。
 RAMDACは135MHzの物を外付けになっている。 画質は悪くなく、発色も良い。
 他に特徴としては、チップの発熱量が多いことが挙げられる。 出来ることならば、
 放熱用のヒートシンク及びファンを取り付けた方が良い。
 2Dビデオカードの信号をケーブルで一度Voodooカードに入力し、その信号に3D画面を
 足して出力するという方法を採っているため、2Dカードのみの時よりも、若干画質が
 落ちることは避けられない。 これは全てのVoodoo搭載カードで同じ事である。
 PCI 4MBのモデルのみ。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★★★★★
価格 ★★★★
画質 ★★★★
2D
3D ★★★★★★



I・O DATA GA-968V4/PCI PCI 4MB S3 Vision968
  当時、高速チップVision968にビデオメモリ4MBを搭載した製品としては破格の値段で
 登場したビデオカード。 その速度はMillenniumとほぼ同等を誇るほどだった。
 RAMDACが外付け(IBM製)であるため、画質も良く、高解像度でも綺麗な画面を
 表示してくれる。 ビデオチップがWindows95登場以前の設計であるため、DirectDrawは
 遅いが、その画質と2D速度は現在でも平均水準を上回っているだろう。
 PCI 2/4MBのモデルが存在する。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★★★★★
価格 ★★★★
画質 ★★★★★★★★
2D ★★★★★★
3D



I・O DATA GA-DR2/PCI PCI 2MB Trident TGUi9660
  I・Oデータの評判が良かった頃の製品。 値段が安めだが、そのドライバの性能によって
 他社の上位製品にも劣らない速度を実現していた。 RAMDACは135MHzのものを内蔵で、
 画質は特に良くも悪くもないが、高解像度になるとややつらい。
 今となっては古い設計のため、DirectDraw等は遅い。 PCIの他に、VL/ISAバス用もある。
 PCI/VL/ISA、2/4MBのモデルがある。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★★★
価格 ★★★★★★★★
画質 ★★★★
2D ★★
3D



I・O DATA GA-PII8/PCI PCI 8MB 3DLabs PERMEDIA2
  I・Oデータの評判を著しく落とした製品。 PERMEDIA2自体が特徴のないチップで、
 同世代の製品と比べて、特に見るべき点はない。 TV出力可能。
 初期版はハードウェア、ソフトウェア共にバグがひどく、よくもあのレベルで出荷したものだと
 あきれさせられた。 現在販売されている物は改善しているが、性能は平凡で、
 この製品ならではのメリットはない。 画質は普通で、個人的には発色が白いのが
 気になる。 PC-9821ユーザーが好んで購入しているようだが、98用で2D+3Dの
 まともなビデオカードが他にないために、売れているようなものである。
 現在だと、この製品を選ぶよりは9821用Banshee搭載ビデオカードを選んだ方が
 はるかに良い。
 RAMDACは230MHz内蔵。 PCI 8MBのモデルしか存在しない。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★
価格 ★★★★
画質 ★★★★
2D ★★★★
3D ★★★★


Jazz Multimedia Blitz 2200 PCI 4MB Rendition V2200
  RenditionのVeriteシリーズの第2弾、V2200を搭載。 VeriteはVoodooのGlideと同じく
 独自APIであるRredlineを持っているが、現在ではほぼ完全に忘れ去られている。
 DVD再生支援機能も搭載しているが、実際の効果のほどは不明である。
 このカードは、Windows起動後に設定変更でTV出力可能である。 説明によると
 640*480でしか出力できないことになっているが、ドライバによっては何故か800*600で
 出力できる。
 画質は良好で、2Dも3Dもそこそこ速い。 2DはMpact2よりやや劣るが、3Dは勝っている
 と言う感じで、同世代のRIVA128にはいずれも及ばない。
 現在のベータ版ドライバ(2/16)では、Windows98のマルチモニタ機能には対応済だが、
 マザーボードの組み合わせが悪いのか、全体的にやたらと不安定である。
 RAMDACは230MHzの物を内蔵。 PCI 4MBのモデルのみ。
 本来DOSは不得手な系統だが、VESA2.0は320*240、640*480共に問題なく使用可能。
<1999/02新規>

おすすめ度 ★★★★★★
価格 (ジャンク同様なので判断不能)
画質 ★★★★★★
2D ★★★★
3D ★★★★


Matrox MGA Millennium PCI 2MB Matrox MGA-2064W
  ビデオカードの定番といえば、これである。 すでに過去のモデルになったが、
 いまだに現役で使用中の人も多いだろう。 現在でこそ、その2D速度はあまり目立たなく
 なってきたが、登場時は他のどのカードも寄せ付けない速度を誇っていた。
 特にスクロールが速く、現在でもスクロール速度でMillenniumを上回るのは、後継の
 Millennium2だけではないだろうか。
 RAMDACは外付けで、220MHzの物が搭載されている。 250MHz版のモデルもある。
 画質は極めて美しく、最高級レベルである。 発色も非常に良い。
 Windows3.1時代に登場した製品のため、DirectDraw等にはハードウェアレベルでは
 対応していないが、何故かDirectDrawベースのゲームは意外と速く動く。
 3D機能もあるにはあるが、ほとんど無いに等しい。
 Matroxのドライバはいずれも作り込みが良く、その中でも特にMilenniumに関しては
 歴史があるために、その完成度は極めて高い。 チップ本来の能力を、ほぼ完璧に
 出し切れているであろう。
 PCI 2MB/4MBのモデルが存在する。 8MBまで増設可能。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★★★★★★★
価格 ★★★★
画質 ★★★★★★★★
2D ★★★★★★
3D



Matrox MGA Millennium2 PCI/AGP 8MB/4MB Matrox MGA-2164W
  定番Millenniumの後継モデルで、Mystiqueと同等の3D機能を搭載している。
 2D速度はMillenniumにさらに磨きがかかっており、その名に恥じない速度を
 見せてくれる。 3Dはおまけ程度で、Voodoo等に比べるとかなり見劣りする。
 RAMDACは外付けで250MHzだが、初期の製品には220MHzの物も存在する。
 前作同様、画質は非常に綺麗で、発色も良い。 初代Millenniumの良さをそのまま
 引き継いで、Mystuqueの3DをプラスしたというのがMillennium2だ。
 ただ、初代との体感上での差があまり感じられないため、Millenniumから
 乗り換えるのに十分な魅力はない。 ただし、初代にはないAGP版がある。
 ベンチマークだと、AGP版の方がほんの少しだが良い結果が出ている。
 PCI/AGP、4/8MBの各モデルが存在する。 16MBまで増設可能。
 VESA2.0は640*480のみ対応で、320*240は使用不可。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★★★★★★★
価格 ★★★★
画質 ★★★★★★★★
2D ★★★★★★★★
3D ★★



Matrox MGA Mystique PCI 2MB Matrox MGA-1064SG
  初代Millenniumの弱点である3D機能を搭載し、2Dはその廉価版という感じの
 ビデオカード。 2D速度はMillenniumには劣るものの、十分に実用レベルである。
 3Dは今となってはサポート機能が少なく、速度もかなり遅い部類に入る。
 RAMDACは175MHzの物を内蔵しているが、マイナーモデルチェンジで220MHzの物
 (Mystique220)もある。 画質は比較的良く、発色も良い。
 元々ホビーユース向けの製品なのだろうが、どちらかと言えばビジネス向きの
 方が適している。
 気のせいか、ややオーバークロック耐性が弱いように感じる。
 PCI 2/4MBのモデルがある。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★★★
価格 ★★★★
画質 ★★★★★★
2D ★★★★
3D ★★



Matrox MGA Millennium G200 AGP 8MB Matrox G200
  Millennium2の後継モデルで、新コアG200を搭載。 これまでとは違い、
 大幅な3D機能の強化が売り。 それでいて今まで同様に群を抜く画質の良さ、
 発色の良さ、高速2D表示を維持している。
 初期モデルは発熱が半端ではなく、動作時には標準搭載のヒートシンクが
 手で触れない温度にまで達していたが、最新版では製造プロセスが変わったと
 いうことで、発熱が抑えられているらしい。
 ビデオメモリがMillennium2までのWRAMではなくSGRAMに変更されているため、
 ベンチマーク上はスクロールが著しく遅くなったかのような結果が出るが、
 実際使ってみればわかることだが、スクロールが遅くなったなどとは
 全く感じない。 WRAMでないから云々と言う輩がいるが、通常の使用には
 何の関係も無いのでただの屁理屈と聞き流して結構である。
 個人的には、VESA2.0完全対応でない点が非常に残念である。
 (「対応」というのは完全対応を指し、一部対応は「対応」ではない)
 RAMDACは内蔵。 PCI/AGP、8MBの各モデルが存在し、16MBまで増設可能。
 VESA2.0は640*480のみ対応で、320*240は使用不可。
<1999/02新規>

おすすめ度 ★★★★★★
価格 ★★★★
画質 ★★★★★★★★
2D ★★★★★★★★
3D ★★★★★★



Minton Illusion 3DVD MPACT2 AGP 8MB ChromaticResarch Mpact2
  マルチメディア統合チップ、MPACT2を搭載したカード。 チップ自体は
 2D/3Dビデオ機能、DVD再生機能、サウンド機能など多種多様な機能を
 持っているが、本製品では2D/3DビデオとDVD再生に限定されている。
 DVD再生時のみTV出力可能。
 画質は良いが、全体的な発色がやや白っぽい。 2D描画速度は普通で、
 3Dに関してはViRGE/GXやMystiqueより上だが、RIVA128よりあらゆる面で劣る。
 サポートしている有効な3D機能もあまり多くない。 設計された時期を考えれば
 仕方がないが、本製品に3D性能を求めるのは酷であり、DVD再生のため、といった
 用途には十分過ぎる利用価値がある。 もちろん別途DVD再生ドライブが必要になる。
 99/01現在の最新ドライバでは、Windows98のマルチモニタ機能には非対応。
 RAMDACは内蔵。 AGP/PCI 4/8MBのモデルがある。
 不思議なことに、VESA2.0は320*240、640*480共に問題なく使用可能。
<1999/02新規>

おすすめ度 ★★★★★★
価格 ★★★★★★
画質 ★★★★★★
2D ★★★★
3D ★★★★



Sparkle SP-9750 PCI 4MB Trident 3DImage9750
  ローエンドビデオチップメーカーのTrident初の3D対応チップ、9750を搭載。
 TV出力が可能で、DVD再生支援機能を持つ。 2Dはまあまあ、3Dもほどほどで
 全体的に特に速くも遅くもない。
 230MHzのRAMDACを内蔵しており、画質はまあまあで、発色も悪くない。
 ただ、3D表示で得られる画面はノイズが乗った物になり、あまりメインマシンでは
 使いたくない品質であるが、これはドライバの問題かも知れない。 また、通常の
 2D表示でもたまに画面に謎の線が残ったりすることがある。
 それでも、値段が安いことを考えれば、十分に納得レベルであるといえると思う。
 余談だが、SPARKLEの製品はクレヨンで描いた落書きのようなデザインの箱に
 入っているので、どこにあっても非常に目立つ。
 PCI 4MBのモデルのみ。
 VESA2.0は640*480のみ対応で、320*240は使用不可。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★★★
価格 ★★★★★★
画質 ★★★★
2D ★★★★
3D ★★★★



Sparkle SP-775 PCI 2MB S3 Trio64V2/DX
  格安ビデオカードの代表格Trio64V2搭載。 2D専用で、3Dは機能は一切無い。
 2D速度は速い方ではないが、実用レベルにはある。 ただし、S3配布の汎用ドライバを
 使うため、そのビデオカード用にチューンされたドライバよりもかなりパフォーマンスが
 劣る。 これはTrio64Vに限らず、全てのS3チップ+汎用ドライバに言えることである。
 世代的に割と新しい製品なので、DirectDrawは案外まあまあ速い。
 RAMDACは135MHz内蔵で画質はほどほどだが、この製品はとにかく発色が白い
 GA-PII8よりもかなり白い。 そのため、本来の色と相当にかけ離れた色で表示されて
 しまう。 たまにしか画面を見ないような使い方ならば良いが、常時使用するには
 辛いと思う。
 PCI 2MBのモデルのみ。
<1999/02改訂>

おすすめ度 ★★
価格 ★★★★★★
画質 ★★
2D ★★
3D



STB Nitro 64 Video PCI 1MB CirrusLogic CL-GD5446
  数年前まで廉価ビデオチップの代表格だったCirrusLogic、そのCL-GD5446を搭載。
 画質は普通で、描画速度は今となっては遅いが、まぁ普通に使えるレベルではある。
 RAMDACは内蔵。 PCI 1MBのモデルのみ。 VESA2.0は非対応。(1.2)
<1999/02新規>

おすすめ度 ★★
価格 (ジャンク品のため判断不能)
画質 ★★★★
2D ★★
3D



Compaq ViRGE/GX搭載カード PCI 2MB S3 ViRGE/GX
  初代ViRGE/DX/VXと続き、4代目のViRGEシリーズのViRGE/GXを搭載。
 2D/3D兼用のビデオカードで、初代ViRGEと比べるとかなり速いが、
 現在のレベルからすると遅すぎて3Dゲームでは使えない。 速度的には
 MatroxのMystiqueと同等だが、3D表示品位はMystique/Millennium2より上である。
 3D表示はほぼ正常に行われるが、とにかく遅すぎる。
 画質は普通で、DirectDraw速度は普通。 2D描画も遅くはなく、十分に現在でも
 通用する。 Windows98のマルチモニタ機能は、標準ドライバで可能。
 RAMDACは内蔵。
 さすがにS3だけに、VESA2.0は320*240、640*480共に問題なく使用可能。
<1999/02新規>

おすすめ度 ★★★★
価格 (ジャンク品のため判断不能)
画質 ★★★★
2D ★★★★
3D ★★





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