謎のマシン PS/V
02/02/2002 忘却
前回以降、いくつかいじったのだが、日付が不明なのでまとめて。
Blitz2200は「認識後再認識」現象が起きはじめたので、ビデオカードを初代Millenniumに
変更。 ただ、ドライバに4.21を使ったら異常が起きるので、4.12にした。
Test機でベースクロック耐性が著しく弱いHDD、IBM DAQAをこのマシンに持ってきて、
FireballをTest機に移動。 このクラスの機械としては、特別待遇にも等しい
MMX+ミレ(4MB)+2GBとなった。(笑) さすがに遅いが、動作は堅実で安定している。
11/21/2001 C6-2その2
古いドライバついでに、WC2MSRのことを思い出したので、設定してみる。
ちょっとは速くなったか?(笑) あと、メモリは32MBに減らした。
11/17/2001 C6-2と解決編その2
お下がりのWinchip2-240を載せる。 60*1.5の設定(実際は60*4)。
素のPentium200との交換だが、ベースクロックのせいか、あまり速くはなっていない
ような気が。
さて、以前の回でVerite2200のビデオカードが動作しないと記述したが、
この度動作するようになった。 他の用件で古いドライバを調べていて思い出したの
だが、最終版のBlitz2200のビデオBIOSは2つあり、ひとつはAWARD BIOSマザー用の
4157、もうひとつはAMI BIOSマザー用の4148である。 2枚のBlitz2200とも、4157に
してあるのだが、これを4148に書き換えたらIBMのMasterP120でも動作するように
なった。 MasterP120がAMI BIOSなのかどうか判らないが、少なくともAWARD
BIOSでは
ないようである。 なお、他のS3カードのようにオンボードのTrio64を黄色の(?)にしなくとも
赤のXにした状態で正常動作した。
11/10/2001 メモリ増設
8MB*2をはずして、16MB*2と交換。 計48MBに。
昔あった、SIMMの上にSIMMを挿せるメルコのやつ >16MB。
なお以前より、PowerVR(笑)ではなくViRGE/VXに変更してある。
08/08/2001 解決編
前回のビデオカード不調の件、S3カードのみ解決。
これまで通りに、他のビデオカードを付けた時に「標準のTrio64を使用不可(赤のX)」に
していると症状が出て、「黄色の?のまま放置」しておくと正常動作することが分かった。
?のままだとゴミひとつ出ず、全くを以て正常である。
相変わらずBlitzは起動すらしないので問題外だが、Power9100は以前も動作したことから
オンボード S3 BIOSと追加S3カードとの絡みか?
07/31/2001 鬼門
標準のビデオが「S3 Trio64 (2MB)」なのでPCIビデオカードをつけてみる。
現在複数のPCIビデオカードを所有しているが、結果は以下の通り。
JazzMultimedia Blitz2200 4MB (Rendition Verite2200) |
一番最初に表示される「VGA BIOS表示」の画面で停止。 それ以上先には進まない。 |
DiamondMultimedia Stealth64 Video VRAM 2MB (S3 Vision968) |
問題なく正常動作しているかのように見えたが、 Windows起動直後からマウスカーソルにゴミが出て、 その後画面全体にゴミが出る。 |
DiamondMultimedia Stealth3D 3000 2MB (S3 ViRGE/VX) |
上のStealth64と全く同じ。 ゴミが出る。 HDBENCHを走らせるとVideoの測定にたどり着く前に ゴミが出て止まる。 Win95、98共に同じ症状。 ドライバを換えても改善しない。 |
Fujitsu Power9100+9130 2MB (WEITEK Power9100-9130) |
これは正常動作する。全く問題はない。 ただ速度的にかなり遅いので、標準のTrio64と 置き換える意味があまり無い。 |
どうもこのマシンではビデオカードの増設はかなり厳しいと言わざるを得ない。
PCIバスのリビジョンに起因しているのだろうか? マシンよりも新しめのカードは
全滅のようである。 PCIバスの場所を変えても関係なしであった。
標準のTrio64(57MHz)はかなり遅いのだが、MCLKでオーバークロックさせることが出来、
80MHz程度だと某PowerWindow9100あたりと遜色ない速度になる。
それ故、9100を付ける意味もない。
結局、私が採った方法は・・・PowerVRを付けること(爆)であった。
まぁ、付けたところで何が出来るわけでもないので、何も付けないのと大差ないのだが。
これだとFMVの方がまだマシなのか?
07/15/2001 今度は
またジャンクでIBM PS/V Master120を購入。 見た目は以前から持っている
486のPS/Vのガワと同じ。 共通の筐体だろうか。
入手時のスペックはPentium120MHz、SIMM16MB(4MB*4)、HDD1.0GB、
4倍速CD-ROM、サウンド無し。 ビデオはオンボードでTrio64の2MB。
メモリ4MB*4と言うのが泣かせる。 チップセットはTriton(430FX)。
つか、買う前に中を開けてみたら、マザーボードにIRELANDとかシールが
貼ってあったのでIntelマザーかな〜と思っていたら、やはりそうだった。
FMV程ではなかったが、汚れていたのできれいに磨いてやった。
BIOS画面での待ち(起動デバイスを読みに行くまでの時間)が長い。
拡張スロットは <PCI/ISA>*2、ISA*3だが、初期のSB16やAWE32等の割と長めの
カードは PCI/ISAに1つ、その上にあるISA1つにしか挿せない。
マザー自体は2倍設定までしかないのだが(故に66*2=133MHzが一般的な限界)、
さすがに133では遅いだろうから是非166や200で使いたい。 かといって、
今更倍率変更下駄など購入するような金もないし、金をかけるにも値しない。
私が採った方法は、極細ワイヤでCPUの特定ピンをショートさせる、というもの。
倍率を決めるのはPentiumの場合BF0/BF1ピンだが、BF0が1.5倍と2.0倍の設定
なのでBF1の設定を変更出来れば良いことになる。 BF1をgroundに落とせば
目的は達するはずである。
Intelから拾ってきたPentiumの仕様書によれば、
BF0、BF1は左図のようになっているらしい。
さらに、左図のVSSの部分がgroundらしい。
こう見ると、すぐ近辺に繋げばよいことが判るので、
意外と簡単かも知れない。
(なお、左図は図中の右上部分を数え易いように
強調して私が描いた物であり、実際の比率とは
異なるので注意。)
私が行ったのは、図中BF1ピンと、BF2ピン、さらにその右下のVSSピンを
ワイヤでショートさせたことである。 つまり斜め方向に3つショートさせた。
何故こういう形になったのかというと、ちゃんと仕様書を見ていなかったから
である。(笑) 隣にもVSSがあることに、後から気が付いた。 BF2は
PentiumではNC(Not Connect)でK6-2等でしか使われていないので
ショートさせても何の影響もないと思われる。 たまたま通り道にBF2があった、
というだけなのだが。
さて、実際にやってみるとなかなか難しい。 ワイヤは普通の導電性のある電線
ならば何でも良いと思われるが、CPUのピンの間を通すので非常に細くなければ
ならない。 それ故に非常に軽く、扇風機で容易に吹き飛んでしまうこと数度。(笑)
やっとこさ、うまい具合にワイヤを配線して、外れないようその部分にテープを貼る。
そしてスイッチオン・・・BIOSだと133MHz以上は133MHz表示なので、FD起動で
PFM686を動かしてみる。 おお、199.64MHz・・・ (T-T)q
次の日、ベンチなどをやってみると・・・・・クロック戻ってますが(爆)
どうやら線が一重(ひとえ)だったために、接触不良のようですな。
再度開けて、今度はワイヤを3回巻く。 一体どれだけ時間がかかっただろうか?(笑)
最初からピンに巻くのではなく、予め最初にピンに取り付ける、円の部分を作製して
おいた方が、作業がやり易い(投げ輪のような感じ)。 引っかけてからまわしてやると
割と簡単に巻けた。 三重に巻いてまたテープを貼る。 今度は問題ないようだ。
実は、この方法はずっと以前から温めてきたもので、3-4年くらい前だろうか?
K6-2がまだ潤沢に出回っていた頃、P/I-P55T2P4で4倍以上の設定が出来ないので、
何とかT2P4で4倍以上に設定できないものかと考えた末に思いついた方法である。
一部の人にはこの方法について話したことがあるのでご記憶の方もいらっしゃると思うが、
今回実践してみて、やはりうまく動作できると判り、非常に満足の行く結果が得られた。
K6-2等の4倍以上設定の場合は対象がBF2ピンであるので、BF2ピンを同様に
groundに落とせばよいはずである。
なお、同様のことを試されて如何なる結果になっても、私は何の責任も負わないので、
試される方はリスクを承知でご自分の責任の下で行っていただきたい。
Pentium以外のCPUは詳しく調べていないので、各自で調べたほうがより安全であろう。
今時そんな物好きはいないとは思うが。(笑)
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